中高年の悩み解決法
会社でたたかれ、家で文句を言われ・・・。
世の中の中高年サラリーマンは本当に大変です。痛いほどよくわかります。
ふっと自殺したくなる中高年者の気持ちもわからないではないけれど・・・。
負けるわけにはいかないですよね。やりたいことだってあるでしょう。
十分に考えて、いろいろやって、それでも消えない悩み事なら、いっそのこともう気にやまずに他のことを楽しんだほうがいいです。
きっと今まで十分悩んだのでしょうから、あれこれ考えて、いろいろ試したのでしょうから、それでも解決しないことだったら、もう考えてもしょうがないですよ。
もう悩みごとがあってもくよくよ考えない。きっと今は解決しないことなんです。
だったら、今は、悩み事のことを考える暇がないほど何かに没頭しましょう。
できれば手足、体を動かす作業がいいですが、何でもいいですが・・・。
金儲けのネタ探しでも・・・、苦手なパソコンを覚えるのでも・・・いいでしょう。
あまりお金をかけなくたって、その作業だけに没頭できることがきっとあります。
そのことにだけ、今は、そのことだけに集中してみてください。
中高年サラリーマンも限界が見えてからが勝負
『会社・仕事・人間関係で「もうダメだ!」と思ったとき読む本』
この本で、著者の精神科医・斎藤茂太氏は「もうダメだ」と思ったときはあきらめる前に「待つ」ということを勧めています。
著者自身の人生経験と医師としての経験から、待つことでそれまでできなかったことができるようになったり、解決したりすることは本当に多いそうです。
この本の中でメモしておこうと思った言葉を挙げてみると・・・
人は走り続けることはできない
間をおくといろいろなものが見えてくる
あなたの人生はあなたがコントロールする
仕事以外の人間関係が心の避難所になる
現実逃避の旅もまたよし
週末放浪のすすめ
調子が悪いときは元気な人との接触を避けたほうがいい
ドクターはよき人生相談の相手
夢があるから先を見ることができる
中断、軌道修正、挫折、すべてあなたの力になる
夢や希望はほどほどの大きさがいい
チャンスに備えて待つ
リスクに備えて待つ
人生にムダな時間なんてない
悪いことはいずれよくなる
苦労した人生ほどいい思い出が多い
「もうダメだ!」の分だけ幸せは大きくなる
そして、「もうダメだ!」と思ったとき、全く違った視点で後押ししてくれそうなのが、プロ野球・楽天イーグルスの野村監督の言葉です。
「野球選手は限界が見えてからが勝負」
中高年サラリーマンも「限界が見えてからが勝負」です。
中高年者の転職-“する・しない”の決断
リストラの不安を感じ、半年ほど前まで転職を考えていました。
転職先を探しながらも、転職に踏み切ることがなかなかできませんでした。
転職をするかしないかは、中高年者でなくても決断が難しいものです。
2箇所ほど転職コンサルタントに相談もしました。
中高年サラリーマンの場合は、転職をしてもリストラの不安は消えないことに気付き、転職することはやめました。
不思議なもので、リストラの危険がなくなったわけではないのに、転職しないと決めてから自分自身が感じていた不安はなくなりました。
時間をとって自分の考えを整理したおかげだと思います。
仕事は、重要度と緊急度で分類しろと言われます。
(1) 重要かつ緊急
(2) 重要ではないが緊急
(3) 重要ではあるが緊急ではない
(4) 重要ではなく緊急でもない
多くの場合、緊急の仕事に振り回されてしまい、(3)の「重要ではあるが緊急ではない」ことは後回しになります。
ところが緊急ではなかったことも、気が付けば期限が迫っていたり、事態が変わってしまったりで、急いで処理しなくてはいけなくなります。
(3)の「重要ではあるが緊急ではない」ことというのは、いつかは(1)の「重要かつ緊急」なことになるので忙しさに振り回される状態が続いてしまうのです。
つまり、(3)の「重要ではあるが緊急ではない」ことにどう取り組むかということをまず考えなくてはいけないということです。
「転職をするべきか留まるべきか」を考えることは、とても重要なことだと気付いていながら、先送りしていました。
進むにしても、留まるにしても、その決断を先延ばしにしていることが気がかりとなって、結局いろいろな弊害を招いていたと思います。
イライラ、焦り、集中力欠如・・・そして不安。
しっかりと考える時間を持てない、持とうとしないことが大きな問題でした。
「決断」とは“断つものを決めること”だと言います。
捨てるもの、やめるもの、諦めるものを決めなくては、結局前には進めません。
“抱えているものを少くする”
- 考えることを引き伸ばすことにはどんなメリットがあるでしょう。
- 考えることを引き伸ばすことにはどんなリスクがあるでしょう。
- 考える時間を持つことにはどんなメリットがあるでしょう。
- 考える時間を持つことにはどんなリスクがあるでしょう。
“転職をするべきか留まるべきか”
- 転職することにどんなリスクがあるでしょう。
- 転職しないことにはどんなリスクがあるでしょう。
- 転職することにはどんなメリットがあるでしょう。
- 転職しないことにはどんなメリットがあるでしょう。
・・・で、どうする?
中高年サラリーマンの給与
会社の業績が上がっても、中高年サラリーマンの給与にはあまり反映されません。
業績が少し上向いても先行き不透明であることに変わりはありませんから、
「会社としては経営体力を高めることを重視している」
と説明されると、なるほどと思うのですが本音は違います。
「05年の従業員1人あたりの給与は約510万円、00年に比べて約7%減少」
一方で、
「05年の役員1人あたりの給与は約1150万円、00年に比べて約11%の増加」
また、
「05年の株式配当金総額は00年に比べて約2・8倍」
これは、財務省の「法人企業統計調査」による金融・保険業を除く資本金1億円以上の企業の統計データです。
つまり、会社の利益は株主と役員に回っていて、中高年サラリーマンには回ってきていないのです。
先が長くこれから貢献してくれそうな若手であっても、いつ転職で飛び出していくかわからない。
ましてや先が短い中高年者の給与は今さら上げて引き止める必要もない。
会社にとって人は重要な財産とは言いながら、出るものはできるだけ抑えたい。
というのが本音でしょう。
中高年サラリーマンが給与以外に自分のモチベーションを維持するものはなんでしょうか?
中高年者の危機管理(リスクマネジメント)
三井ダイレクト損害保険が、サラリーマンやOLら374人に行った「我が家の『もしもの備え』意識・行動調査」によると、「もしもの離婚」については男性の9割が「備えなし」だそうです。
一方、女性の4割は、貯蓄や法律の勉強など「何らかの備えをしている」という答えです。
団塊の世代の大量退職とともに、大量離婚の危機がささやかれていますが、その裏づけのような調査結果だと思います。
「会社の倒産」に備えては、約半数が貯金や資格の勉強など「何らかの準備を実施している」という答えで、こちらは当然といえば当然の結果でしょう。
50歳の中高年者としては、定年まではまだまだ間がありますから、定年までの仕事と生活については当然考えなくてはいけませんが、同時に定年後の仕事と生活についても考えなくてはいけません。
「もしもの離婚」への備えをしておこうというわけではありませんが、しっかりとした人生設計をする、危機管理(リスクマネジメント)の考え方は、中高年者にも大切なことだとつくづく思います
中高年サラリーマンの危機管理(リスクマネジメント)については日経BPにおもしろい記事がありました。
- 2006年度の厚生労働白書「現代社会の悩みやストレスの原因」アンケートの結果で、20代から60代まですべての世代において「収入・家計・借金・老後の家計」が上位を占めている。
- 年功序列賃金制度や終身雇用制度は崩壊し、定年後は65歳まで段階的に年金空白期間が生じ、受給額も年々減らされる時代に大きく変化したことにより、多くのサラリーマンが現在や将来に対する経済的な不安を抱いている。
- しかし良く考えてみると、今サラリーマンが失いつつある雇用制度や年金制度などのさまざまな恩典は、自営業者には元々ない。自営業者は、自分の能力や働き方次第で収入が大きく変わる。
- 中高年世代では同期の中からリストラ対象者が選別される時代。同期の中で生き残るためには、自営業者のように、ライバルに競り勝つためのスキルアップや実績を挙げて収入を確保することが求められる。
- 家計管理についても、収入が不安定な自営業者は、収入の低い水準に家計支出を設定し、収入が多い時期には収入が減ったときに備えて貯蓄に励む。
サラリーマンもこうした自営業者の家計管理を見習ってはどうか。と結んでいます。
中高年サラリーマンの危機管理(リスクマネジメント)のヒントは自営業にありですか・・・。

